中空知住み替え支援協議会について

このたび、高齢者や子育て世帯が生活に適した居住環境を整えることを目的に、関連する団体や企業が参集し「中空知住み替え支援協議会」を設立いたしました。
平成25年3月、国立社会保障・人口問題研究所が発表した中空知5市5町の推移人口は、2010年の118,662人が、2040年には43.6%減の66,971人になる見込みと発表され、更に65才以上の高齢者割合が30.0%から46.4%と推計されています。
人口の減少と高齢化は様々な問題を発生させ、冬期間には豪雪地帯特有の問題も発生、核家族化が進むなか高齢者にとっては厳しい生活が想定されます。
 
今後は、サービス付き高齢者住宅等へ入居する世帯が増え、それに伴い持ち家の管理問題が発生、空家になる戸建て住宅の有効活用策を早急に講じなければなりません。
一方、産業経済の長引く低迷とグローバル化、雇用や勤務形態の変革等により、若い世帯の所得増が期待できない状況下、子育て世帯が戸建て住宅を得ることが、ますます難しくなってきています。
これらを鑑み、高齢者の多様な居住環境を整え、優良住宅のストックを図る重要性は高まりつつあり、当協議会は、このような問題の解決に向け「中空知地域全ての皆様の住み替え支援」に取り組んで参ります。